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LirのFF日記

FF11 Ragnarokサーバで活動しているりるのFF日記です

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ログ:追想のポリフォニー

踊り子AFクエスト:追想のポリフォニー

SSが多めで重いのはキニシナイ。
 


追想のポリフォニー

■ジュノ上層・攻防橋
Dancer AF1 quest start

Laila : Lir、
 練習は続けてるかい?
Laila : たまには
 練習の成果を見てやるよ。踊ってみな。
Laila : うーん……
Laila : まだまだ甘いねぇ。
 そんなんじゃ、舞踏団の花形、
 「輝く星の踊り子」にはほど遠いよ!
Laila : あんた、
 一流の吟遊詩人の演奏に合わせて
 踊ったことはあるかい?
Laila : 踊り子はね、
 舞台に立つとき、演奏者とぴったり
 呼吸が合ってないといけないんだ。
Laila : それは練習のときも同じことさ。
 まるで演奏者がそばにいるかのように、
 常に音楽がイメージできてないといけない。
Laila : ひとりでステップの練習を
 続けていると、そのことを忘れて
 ひとりよがりなダンスになってしまうんだ。
Laila : ……そうだね、一流の踊り子に
 なりたければ、一流の吟遊詩人の演奏にも
 ふれておいた方がいいよ。
Laila : 私は子供のころ、
 ジャグナーの森の湖畔で、素晴らしい吟遊詩人の
 演奏を耳にしたことがあるんだ。
Laila : あのときの出会いが
 あるから、いまの私がいるのさ。あんたにも
 そんな素敵な出会いがあるといいんだけど。
Laila : でも、あの詩人さんの
 笛の音を聴くことは、二度と
 できないんだ……。
Laila : いまのあんたに
 あの笛の音を聞かせられたらねぇ。

■ジャグナー[S]
Faiarure

Fairaure : ……おや?
 あなたは、以前どこかでお会いしたような……
 私に何かご用ですか?
Fairaure : 私ですか?
 私は、前にこの森で笛を吹いていた
 吟遊詩人を捜しています。
Fairaure : お嬢さまが、一目でいいから
 その吟遊詩人に会いたいと
 おっしゃっているのです。
Fairaure : 実はさっき、笛の音を聞いたんです。
 あわててそちらに向かったのですが、
 音色が突然途切れてしまい……
Fairaure : ……その先の湖で
 戦いの痕跡と、壊れた笛を発見したんです。
Fairaure : 悪い想像はしたくありませんが、
 あの場の様子では、笛の持ち主は、
 おそらく無事ではないでしょう……。
Fairaure : 私はもう少し、
 詩人の姿を捜してみます。
Fairaure : お嬢さまに悲しい報告を
 しなければならないと思うと、気が重いです……。

■ジャグナー[S]・Glowing Pebbles
Shrouded Piper

Shrouded Piper : えっ?
 ここで獣に襲われて、笛を落としたんじゃ
 ないかって?
Shrouded Piper : そうなんです。
 私はこの場所が気に入って
 よくここで笛を吹いているのですが、
 飢えたスミロドンに襲われてしまって……
Shrouded Piper : 何とか逃げ出したのですが、
 そのとき落とした笛を
 探しに来たところなんです。
 たしか、このへんに……。
Shrouded Piper : あった……!
Shrouded Piper : やはり、
 壊れてしまっていたか……。
 ヤグードグルーがあれば直せるかな……。

Shrouded Piper : やぁ、また会いましたね。
Shrouded Piper : ……ん?
 それはヤグードグルー
Shrouded Piper : 私のために
 持ってきてくれたのかい? ありがとう。
 これで、笛を直せるよ!
Shrouded Piper : 直ったぞ!

Dancing with Piper

Shrouded Piper : 素敵な踊りを見せてもらいました。
 あなたは踊り子だったんですね。
Shrouded Piper : そういえば、以前ここで、
 小さな踊り子に会ったっけ。
 ダンスが楽しくて仕方ない、という様子だった。
Shrouded Piper : 芸事にたずさわる者は、
 かくありたいものだと思わされました……。
Shrouded Piper : 私も戦争が終わったら、
 サーカス一座を組んで、旅ゆく先々で
 あんなふうに人々と楽しさを分かちあえたら、
 と思っているんです。
Shrouded Piper : この石は、そのときここで
 拾ったものです。この光る石を見ながら、
 私はそう決心したんですよ。
Shrouded Piper : ……あれ? おかしいな。
 このあいだまでは光ってたんだけど。
Shrouded Piper : やっぱり
 あの噂は本当だったんだな。
Shrouded Piper : え? どんな噂かって?
Shrouded Piper : この石は、
 ふたつでひと組になっているらしいんです。
 なんでも、片割れの石が近くにないと
 光を失ってしまうらしいですよ。
Shrouded Piper : ああ、私はもう行かなくては……。
 さようなら、お気をつけて。

■ジュノ上層・攻防橋
Laila : へぇ、吟遊詩人に会って
 ダンスを披露したって?
Laila : どれだけ上達したか、見てやるよ。
 ほら、踊ってみな。
Laila : ……!
Laila : どうしたのさ!
 あんたのダンス、見違えたようによくなってるよ。
Laila : そうか、
 素晴らしい吟遊詩人との出会いがあったんだね。
Laila : そろそろ、
 こいつを受けとってもいい時期だ。
 その調子でがんばりな。
Laila : ……しかしまぁ、
 よくもここまで踊り子らしくなったもんだねぇ。
Laila : あんたが星くず石を持ってきて、
 入団を認めるしかなくなったときは、
 これからどうしようかと思ったけれど……
Laila : 立派な素質があったんだねぇ。
Laila : ……そうそう、だけどあの石は、
 実はもう光らなくなってしまったんだ。
Laila : 私が昔から持っている石も、
 しばらくして光が消えちまったんだ。ほら……
Laila : !?
星くず石


Valeriano

Valeriano : ブリリオート舞踏団の
 みなさんですね。あいさつに伺いました。
Laila : バ、バレリアーノ……!
Valeriano : ……ん? ライラ!?
 やっぱり、君だったのか!
Rhea Myuliah : 団長、知り合いなの?
Laila : ……いや、知らないね。
Valeriano : 私のことを覚えていないのかい?
 ほら、10年前……君は
 私の一座に入りたいと言ってきただろう?
Rhea Myuliah : 団長がバレリアーノ一座に!?
Rhea Myuliah : ほ、本当ですか……?
Laila : ……ああ、そうさ。
Valeriano : いやぁ、立派になって!
 ワイアット(Wyatt)さんから舞踏団の
 話を聞いたとき、きっと君だと思ってたんだ。
Valeriano : 私があのとき
 君の申し出を断ったのは間違っていなかったな。
 君は、こんなに素晴らしい舞踏団を
 作りあげたのだから……。
Valeriano : また君のダンスを
 見たいと思っていたんだ。
 今度ゆっくり拝見させてもらうよ。
Rhea Myuliah : だ、団長……
 あの人のカン違いですよね? いまの話……。
Laila : ……本当だよ。
Laila : だけど
 「また君のダンスを見たい」だなんて、
 よく言えたもんだ……。私のダンスを
 見もしなかったくせに……。
Rhea Myuliah : ええっ!?

■回想
Laira

Laila : ……10年前、私は
 母の主催する舞台の花形、
 「輝く星の踊り子」に選ばれた。
Laila : 私の人生の中で
 いちばん誇らしい瞬間だったよ。
 母はとても厳しくて、実の娘だからといって
 ひいきをする人ではまったくなかったから……
Laila : ……それからしばらくして、
 街にバレリアーノ一座がやってきたのさ。
Laila : 知ってるかい?
 当時のバレリアーノ一座は芸人だけでなく、
 楽団や踊り子も抱えた
 大所帯のサーカスだったんだ。
Valeriano's

Laila : 彼らの見世物と楽しいダンスは、
 子供にも大人にも、大人気だったんだよ。
Laila : 私は、初めて観たサーカスに
 すっかり心を奪われてしまったんだ……。
Laila : 彼らが街を去るころには、
 私は一座に入ることしか考えてなかった……。
 周りの反対なんて気にしなかったよ。

Laira, Valeriano's

Laila : 待って!
Valeriano : 君は……?
Laila : 私はライラ・ブリリオート。
 この街でいちばんの踊り子よ。
Valeriano : ああ、君が噂の……。
Laila : あなたたちの芸、見させてもらったわ。
 とても素晴らしかった!
Valeriano : それは、よかった。
 どうもありがとう。
Laila : それで、決めたの。
 私、あなたの一座に入らせていただくわ。
Valeriano : えっ?
Laila : 私のダンスを
 あなたたちの一座に加えれば、
 もっと素晴らしいものができると思うの!
Valeriano : ああ、そうだな……。
Valeriano : でも、断るよ。
Laila : えっ……!
Valeriano : 君を
 一座に入れるわけにはいかない。
Laila : な、なにを言ってるの!?
 この私を入れないですって……!?
Laila : 私のダンスを見てちょうだい!
 あなたも一目見れば、私の実力を……
Valeriano : その必要はないよ。
 もう私の心は決まっている。すまない……。

Rhea Myuliah : …………。
Olgald : そんな話がねぇ……。
Laila : その後、バレリアーノの
 サーカス一座は、天幕の火事がもとで
 いちど解散してしまってね。
Laila : 踊り子も一座からいなくなった。
Laila : 彼のサーカスが
 焼けてしまったことには心から同情するよ。
 だけど、一座に入るのを断られたあのときのことは
 いまでも忘れてないよ。
Laila : その後、私は家を出て、
 このブリリオート舞踏団を結成して……
Laila : バレリアーノに負けないように、
 ここまでやってきたんだ。
Laila : だから、私が育てあげた
 このブリリオート舞踏団……
 星くずのようにきらめく
 あんたたち踊り子は、私の誇りなんだよ。
ダンサータイツを手にいれた!
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