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ログ:白昼わだつみを駆る
コルセアAFクエスト:白昼わだつみを駆る
■白昼わだつみを駆る
アラパゴ暗礁域

Zweeha : ちょうど良かった。
Lir、
あんたを探していたんだ。
Zweeha : 突然なんだけど、あんた
測深儀って、どこかで
聞いたことないかい?
Zweeha : そうか……。
まぁ、無理もないさ。
ありゃあ、ベテランの船乗りですら
めったに知らない特殊なもんだから……。
Zweeha : ん、測深儀って
何かって?
Zweeha : そうだね。
この辺の海域を詳細に再現する、
いわば、海底測定器みたいなもんだよ。
Zweeha : この近海は、暗礁が多い上に
磁場の乱れがすごくてね。
コンパスだけを頼りにしてる船は
あっというまに遭難しちゃうのさ。
Zweeha : もっとも、おかげで、
コルセアにとっちゃ、ここが
安全な場所でもあったんだけどね。
Zweeha : ま、要するに、測深儀なしに、
暗礁域を抜けるのは、不可能に近いってこと。
Zweeha : ところで、
なんでこんな話をするのかというと……
Zweeha : 驚くなよ。
いま、この近くで船を修理してるのさ。
もちろん、私たち海猫党のね。
Zweeha : 名前はブラック・クレイドル号。
Zweeha : いい船だったんだけど、
ちょっと前にいろいろとあってね。
どてっ腹に大穴を開けられちまったのさ。
Zweeha : で、そのとき、肝心の
測深儀をなくしちまったってわけ。
Zweeha : たとえ、修理が終わったって、
そいつがなきゃ、
暗礁域を抜けることは至難の技。下手すりゃ、
今度こそ私たちも海の藻屑になっちまう。
Zweeha : と言っても、
測深儀は、今じゃ骨董品。
店や競売で手に入るような代物じゃない。
Zweeha : あぁあ、昔のイフラマドの船なら、
みんな搭載していたんだけどねぇ……。
今じゃ、ぜんぶ海の底だよ……。
Zweeha : それでも、もしも、もしもだよ。
見つけることができたなら、
ナシュモで張り込みしてる党員に渡して。
Zweeha : 分かったかい?
よろしく頼んだよ、Lir。
ナシュモ:測深儀入手後
Leleroon : くふ。わたしの、おタカラもの♪
それは、だいす。「こるせあのだぁいす」!
うみねこのクルーだけ、もってう!
Leleroon : わたし、むかしむかしの
こるせあに、あこがれてう。
たから、こるせあのだぁいす、うれしのー。
Leleroon : むかしむかしの、
こるせあに、なりたぁい! なれうー?
Leleroon : くふ。わたしの、じょほうもう♪
ルンルンネッタワークちがう、じょほうもう!
うみねこのクルーだけ、もってう!
Leleroon : うみねこクルー!
ズィーハおねいさんから、きいてう!
「けぃそくぎ」♪ みたぁい! みせてー?
Leleroon : ん。
んんーーー??
Leleroon : ん?
んんん??
んんんんん……?
Leleroon : これ、なんたか、へんなのよ?
Leleroon : この「けぃそくぎ」、
においしなぁい。コチコチうごかなぁい!
だめだめの「けぃそくぎ」に、なってう!
Leleroon : ほんとのほんとは、
コチコチコチなのー。それてね、
うみのそこの、やまとたにが、できうのー。
Leleroon : だめだめの「けぃそくぎ」、
ピカピカのとこて、「じゅうてん」!
じゅうてんで、うごぉく! しってうー?
Leleroon : くふ。わたしの、おススメとこ♪
それは、じゅりん! 「じゃじゃぁむじゅりん」!
うみねこのクルーにだけ、おしえう!
Leleroon : じゅうてん、おわたら
とりにいってみう、よいよ?
きっと、うれしのー。
ワジャーム樹林
測深儀を、溝に埋め込んだ。
測深儀は、不思議な輝きを放っている……。
ワジャーム樹林
測深儀が、なくなっている!

Imutira : 測深儀、
それはまるで、海猫の眼から見た海の景色……。
奴の口癖だったわねえ。
Imutira : お久しぶり、
やっぱりまた会ったわね。お姉さん。
Imutira : なぁに? どこへやったのかって?
さぁ、なんのことだか私にはさっぱり……。
Imutira : あら、私を疑ってるの?
ひどいわねぇ。このあいだ、
あんなに親切にしてさしあげたのに。
Imutira : それにしても、
測深儀を探してるなんてね……。
どうやら海猫党も、今回は必死みたいじゃない?
Imutira : ……そういえば、
クルタダにはよろしく伝えてくれた?
伝えた?
・伝えた
Imutira : おかしいわねぇ。
じゃあ、どうして
私の前に姿を見せないのかしら……。
Imutira : もうちょっと
荒っぽいやり方じゃないと
お気に召さなかったかしらねぇ。
・知るか
Imutira : あー、そう。
いい度胸だね。
でも……、程々にしないと……
Imutira : 暗碧海に沈むことになるかも
しれなくてよ!?

Qultada : うちの新入りに
ちょっかい出さないでもらおうか。
Imutira : ……来たわね、クルタダ。
真打ち登場といったところかしら?
Qultada : Lirから
お前の名を聞き、後をつけていた。
まさかとは思ったが……。
Qultada : イムティラ、
もう俺たちの前に現れない約束だぞ。
Imutira : ひょっとして、あのとき、
殺しておけばよかったとでも?
……ひどいわ。
Imutira : ねぇ、
もう過去は水に流しましょう?
私たち、昔馴染みじゃないの。
Imutira : 私はほんとに、あんた達と
また仲良くしたいと思ってるのよ。
Imutira : それに……
ねぇ、クルタダ。
あんた、測深儀が必要なんでしょ?
Imutira : なぜか、今、ぐうぜん、
私の手に、測深儀がある。
ほんとに偶然。不思議よねえ。
Imutira : そして、心優しい友人である私は
これを海猫党に、
譲ってあげなくもない、と考えている。
Imutira : ……ただし、取り引きでね。
Qultada : 取り引きだと?
Imutira : そうよ。
Qultada : ……条件を聞こうか。
Imutira : いやぁねぇ。
人前じゃ言えないわぁ。
だって、恥ずかしいもの。わかるでしょう……?
Qultada : いいか、Lir。
戻ってズィーハ達に伝えてくれ。
俺は「デート」でしばらく戻れないってな。
Imutira : うふふ。悪いわね。
アジトに戻る?
・やだ
Qultada : いけ。船長命令だぞ。
・わかった
Imutira : お子様は、お家に帰って
モーグリとでも遊んでなさい、ってことよ。
Qultada : ……さあ、これで満足か?
おっと、お前らに言ってるんだぜ。
Qultada : さっきから、軍人と不滅隊の野郎の
獣くせぇ臭いがプンプンしてやがるんだ……。
アラパゴ暗礁域

Zweeha : ……なんだって!?
Zweeha : 測深儀は横取りされ、
クルタダは女の尻を追いかけてった?
Zweeha : …………。
Mutihb : どうしますか……?
副長……。
Zweeha : まったく……。
しょーもないね。
Mutihb : 指揮と操船は
一流なんですけどねぇ。
あっちの方は、うちの船長は……。
Zweeha : で、いったい
どこのどいつについてったんだい?
うちの三流船長さんは。
Mutihb : ……イムティラ?
Zweeha : イムティラだって?
Zweeha : 馬鹿な……。
あの女は、もう……でも……。
Aznahf : 大変っす! ズィーハさん!
Zweeha : 今度は何だい!?
Aznahf : 船長が……。
クルタダさんが……処刑されるって……
Aznahf : ……いま皇都は、
その噂でもちきりっす。
Zweeha : なんだって!?
Zweeha : ……イムティラの仕業、か……?
Zweeha : そうか、新入りのあんたは
知らないんだったね……。
Zweeha : イムティラとその兄の
ジャーキブ(Jahqib)……。
Zweeha : 2人の兄妹は
元海猫党のメンバーだったんだ。
Zweeha : 元、っていうのは、
海に落ちて、死んだはずだったのさ。
2人ともね……。
ワジャーム樹林

Qultada : さあ、そろそろ出てきたらどうだ。
それで上手く隠れたつもりか?
Yazquhl : ふん、下衆だけあって
鼻は効くようだな……。
Qultada : どっかで見た顔だな、おい。
Yazquhl : いつぞやは
ずいぶんと世話になったな。
Qultada : ……イムティラ。
こんな皇国の犬とつるんでるたぁ、
ずいぶん性根が腐ったものだな。
Imutira : どういたしまして。
昔より利巧になっただけよ。
Imutira : さて、本題に戻りましょう、クルタダ。
あんたたちが、咽喉から手が出るほど
欲しがってる、測深儀について……。
Imutira : あんたたちが、
再び大海原で活躍したいなら、
これは、必須の物よねえ?
Qultada : ごたくはいい。
さっさと要求を話せ。
Imutira : あら、つれないのね。
Imutira : ……まあいいわ。
よくお聞きなさいな、
測深儀の交換条件、それは……
Imutira : クルタダ、
お前の首だよっ!
アラパゴ暗礁域
Zweeha : そうだ……。
あんたにはまだブラック・クレイドル号が
大破した理由を話してなかったね。
Zweeha : 私ら海猫党は、
今じゃ、陸を活動の拠点にしてるけど、
昔は海の上で
皇国船籍の商船相手にドンパチやってたのさ。
Zweeha : ……かつての、
栄光の時代のコルセアみたいにね。

Zweeha : けれど、あるとき、
運悪く、皇国海軍の捜索網に
引っかかっちまってね。何隻もの戦艦に
追っかけられるはめになっちまった。
Zweeha : 夜になって、
何とか追跡を振り切ることはできたんだけど……
Zweeha : 気がつくと、
見張りをしていたはずのジャーキブ……、
イムティラの兄の姿が
帆柱の上から消えていてね……。
Zweeha : 気のいいやつで、
誰からも好かれていたから、
みんなで手分けして船内を探したんだけど、
どこにも姿は見あたらなかった……。
Zweeha : 酷だけど、海戦じゃ
船から落ちることは死ぬことと同じ。
どうすることもできないものなのさ。
Zweeha : まして、私らの船は大破。
暗礁域に逃げ込むのがやっと、
って有様だったからね。
戻って捜すことすら適わなかった……。
Zweeha : イムティラが海猫党に
加わりたいと言ってきたのは、
遺体のない柩で、彼女の兄の水葬をやった後……。
「兄の敵を討ちたい」ってね。
Zweeha : けれど、実はそのとき
彼女の敵意は皇国ではなく、
私たち海猫党に向けられていた……
Aznahf : ……自分らが助かりたくて、
兄貴が海に落ちたことを知ってたのに、
見殺しにした、って考えてたんすよ。
Zweeha : 誰も彼女に
詳しい事情を説明しなかったからね。
Zweeha : ……どんな理由があれ、
仲間を守れなかった、
私たちは、それをいちばん悔やんで……
Zweeha : とてもじゃないけど、イムティラに
言い訳をする気にはなれなかったんだ……。
Aznahf : それでも、
しばらくは奴も
おとなしく働いてたんすけど……。
Zweeha : 小船で皇都を
偵察しに行った帰りのことさ。
隙を見て、クルタダの命を狙ったんだ。
Zweeha : ……命を狙ったといっても、
クルタダに敵うわけがない。
あっけなく失敗。でもね……
Aznahf : 海猫党の掟。
Aznahf : 仲間の命を狙ったやつぁ、
生きて船に乗りつづけることはできねえっす。
Zweeha : けれど、彼女はまだ新入り。
しかも、信頼していた部下の妹……。
さすがに、クルタダも非情になれなくてね。
彼女に助け舟を出したのさ。
Zweeha : 「この場で頭を撃ち抜かれるか、
今すぐ船を下りるか、選べ」とね。
Zweeha : クルタダのことだ。
皇都にも近いし、
運がよければ泳ぎつけるかもしれない、
と、計算してのことさ……。
回想
Imutira : ハッ?!
私に恩情をかけたつもりかい?
海賊のくせに甘いんだよ。あんたらはさっ!
回想終了
Zweeha : 運命とは残酷さ。
結局イムティラも兄の眠る、海に消えた。
いや、消えたはずだったんだ……。
Zweeha : ……イムティラ。
まさかとは思ったけれど、
あのとき、本当に助かってたなんてね……。
Zweeha : コルセアの強運、てやつか……。
Zweeha : クルタダのやつは、
今でもジャーキブを救えなかったことを、
悔やみつづけてる。だから……
Zweeha : ほんとに馬鹿だよ。
何もかも背負えるわけないのに……
お陰でこのざまじゃないか。
ワジャーム樹林

Qultada : ……俺の首か。
そいつはいい。
Imutira : 海猫党はあんたを失うけれど、
再び、自由に大海原で戦える……。
Imutira : 長い目で見れば、
悪くない取り引きでしょう?
Qultada : それがお前の望みか。
Imutira : ええ、そう!
Imutira : 私は生きたの!
兄さんを奪った海でさえ、
私を殺すことはできなかった!!
Imutira : あなたのおかげかしら?
それとも、コルセアの強運ってやつ?
Imutira : 冗談じゃない!
私は、私自身の力で、
岸に辿り着いたのよ!
Imutira : ……クルタダ。
私はこれから表の世界で生きるのよ。
あんたの首を皇国に届けてね!
Qultada : …………。
Yazquhl : どうした?
怖気づいたのか?
Imutira : さあ、さっさと
その首を差し出すのね!
Qultada : ……断る。
Yazquhl : なんだと!?
Qultada : なーんてな。
Qultada : 別に構わないぜ。
欲しけりゃ、首でも心臓でも
くれてやる。
Qultada : イムティラ、昔のよしみだ。
お手並み拝見といこうじゃねえか。
Qultada : とっとと拾え。
Yazquhl : ご苦労だった、イムティラ。
まさか、これほど首尾よくいくとはな。
ここまで出向いた甲斐があった。
Imutira : お褒めに預かり光栄です。
ヤズクール様。
Imutira : これで海猫のアタマを押さえました。
つられてすぐに、翼と尾も姿を現しましょう。
後は、それらを一網打尽にすれば……
Imutira : 皇国の海の憂いは
一掃されることでしょう。
Yazquhl : そうだな。
聖皇様もお喜びになろう。
Yazquhl : ふん。貴様は
皇都に護送後、処刑だ。
Yazquhl : もう二度とと我が国に
刃向かう愚か者が現れぬよう、大々的にな!
アラパゴ暗礁域
Aznahf : どうするんすか……。
ズィーハさん……。
Zweeha : まったく……。
向こう見ずな船長を持つと苦労するな。
Mutihb : 不滅隊に掛け合いますか?
Zweeha : 無駄だろうね。それに、
そんなことはクルタダの望むところじゃないはず。
Zweeha : ここで引いたら
コルセアの先達に顔向けできない、ってね。
Aznahf : では、どうすりゃ……。
Zweeha : 安心しな。
私に考えがある。
Zweeha : ここはひとつ、
怨み骨髄に徹してる
あの跳ねッ返りと遊んでやろうじゃないか。
Zweeha : さぁ、Lir。
あんたにも、
もうひと働きしてもらうよ。
Zweeha : けれど、
そのナリじゃあ、心もとないね……。
Zweeha : そうだ、こいつを着るといい。
Zweeha : レプリカだけど
あんたの先輩だって持ってるやつは少ない。
どういう意味か、わかるね?
Zweeha : いいかい、お前たち!
これから私は救出作戦のプランを練る。
総員、出撃の準備にとりかかんな!!
Zweeha : 待ちな、Lir。
あんたは、別行動だ。
先行して皇都に潜伏、
情報を収集しておいてちょうだい。
Zweeha : 時期がきたら、
シャララトで落ち合うよ!
コルセアトルーズを手にいれた!
アラパゴ暗礁域
Zweeha : ちょうど良かった。
Lir、
あんたを探していたんだ。
Zweeha : 突然なんだけど、あんた
測深儀って、どこかで
聞いたことないかい?
Zweeha : そうか……。
まぁ、無理もないさ。
ありゃあ、ベテランの船乗りですら
めったに知らない特殊なもんだから……。
Zweeha : ん、測深儀って
何かって?
Zweeha : そうだね。
この辺の海域を詳細に再現する、
いわば、海底測定器みたいなもんだよ。
Zweeha : この近海は、暗礁が多い上に
磁場の乱れがすごくてね。
コンパスだけを頼りにしてる船は
あっというまに遭難しちゃうのさ。
Zweeha : もっとも、おかげで、
コルセアにとっちゃ、ここが
安全な場所でもあったんだけどね。
Zweeha : ま、要するに、測深儀なしに、
暗礁域を抜けるのは、不可能に近いってこと。
Zweeha : ところで、
なんでこんな話をするのかというと……
Zweeha : 驚くなよ。
いま、この近くで船を修理してるのさ。
もちろん、私たち海猫党のね。
Zweeha : 名前はブラック・クレイドル号。
Zweeha : いい船だったんだけど、
ちょっと前にいろいろとあってね。
どてっ腹に大穴を開けられちまったのさ。
Zweeha : で、そのとき、肝心の
測深儀をなくしちまったってわけ。
Zweeha : たとえ、修理が終わったって、
そいつがなきゃ、
暗礁域を抜けることは至難の技。下手すりゃ、
今度こそ私たちも海の藻屑になっちまう。
Zweeha : と言っても、
測深儀は、今じゃ骨董品。
店や競売で手に入るような代物じゃない。
Zweeha : あぁあ、昔のイフラマドの船なら、
みんな搭載していたんだけどねぇ……。
今じゃ、ぜんぶ海の底だよ……。
Zweeha : それでも、もしも、もしもだよ。
見つけることができたなら、
ナシュモで張り込みしてる党員に渡して。
Zweeha : 分かったかい?
よろしく頼んだよ、Lir。
ナシュモ:測深儀入手後
Leleroon : くふ。わたしの、おタカラもの♪
それは、だいす。「こるせあのだぁいす」!
うみねこのクルーだけ、もってう!
Leleroon : わたし、むかしむかしの
こるせあに、あこがれてう。
たから、こるせあのだぁいす、うれしのー。
Leleroon : むかしむかしの、
こるせあに、なりたぁい! なれうー?
Leleroon : くふ。わたしの、じょほうもう♪
ルンルンネッタワークちがう、じょほうもう!
うみねこのクルーだけ、もってう!
Leleroon : うみねこクルー!
ズィーハおねいさんから、きいてう!
「けぃそくぎ」♪ みたぁい! みせてー?
Leleroon : ん。
んんーーー??
Leleroon : ん?
んんん??
んんんんん……?
Leleroon : これ、なんたか、へんなのよ?
Leleroon : この「けぃそくぎ」、
においしなぁい。コチコチうごかなぁい!
だめだめの「けぃそくぎ」に、なってう!
Leleroon : ほんとのほんとは、
コチコチコチなのー。それてね、
うみのそこの、やまとたにが、できうのー。
Leleroon : だめだめの「けぃそくぎ」、
ピカピカのとこて、「じゅうてん」!
じゅうてんで、うごぉく! しってうー?
Leleroon : くふ。わたしの、おススメとこ♪
それは、じゅりん! 「じゃじゃぁむじゅりん」!
うみねこのクルーにだけ、おしえう!
Leleroon : じゅうてん、おわたら
とりにいってみう、よいよ?
きっと、うれしのー。
ワジャーム樹林
測深儀を、溝に埋め込んだ。
測深儀は、不思議な輝きを放っている……。
ワジャーム樹林
測深儀が、なくなっている!
Imutira : 測深儀、
それはまるで、海猫の眼から見た海の景色……。
奴の口癖だったわねえ。
Imutira : お久しぶり、
やっぱりまた会ったわね。お姉さん。
Imutira : なぁに? どこへやったのかって?
さぁ、なんのことだか私にはさっぱり……。
Imutira : あら、私を疑ってるの?
ひどいわねぇ。このあいだ、
あんなに親切にしてさしあげたのに。
Imutira : それにしても、
測深儀を探してるなんてね……。
どうやら海猫党も、今回は必死みたいじゃない?
Imutira : ……そういえば、
クルタダにはよろしく伝えてくれた?
伝えた?
・伝えた
Imutira : おかしいわねぇ。
じゃあ、どうして
私の前に姿を見せないのかしら……。
Imutira : もうちょっと
荒っぽいやり方じゃないと
お気に召さなかったかしらねぇ。
・知るか
Imutira : あー、そう。
いい度胸だね。
でも……、程々にしないと……
Imutira : 暗碧海に沈むことになるかも
しれなくてよ!?
Qultada : うちの新入りに
ちょっかい出さないでもらおうか。
Imutira : ……来たわね、クルタダ。
真打ち登場といったところかしら?
Qultada : Lirから
お前の名を聞き、後をつけていた。
まさかとは思ったが……。
Qultada : イムティラ、
もう俺たちの前に現れない約束だぞ。
Imutira : ひょっとして、あのとき、
殺しておけばよかったとでも?
……ひどいわ。
Imutira : ねぇ、
もう過去は水に流しましょう?
私たち、昔馴染みじゃないの。
Imutira : 私はほんとに、あんた達と
また仲良くしたいと思ってるのよ。
Imutira : それに……
ねぇ、クルタダ。
あんた、測深儀が必要なんでしょ?
Imutira : なぜか、今、ぐうぜん、
私の手に、測深儀がある。
ほんとに偶然。不思議よねえ。
Imutira : そして、心優しい友人である私は
これを海猫党に、
譲ってあげなくもない、と考えている。
Imutira : ……ただし、取り引きでね。
Qultada : 取り引きだと?
Imutira : そうよ。
Qultada : ……条件を聞こうか。
Imutira : いやぁねぇ。
人前じゃ言えないわぁ。
だって、恥ずかしいもの。わかるでしょう……?
Qultada : いいか、Lir。
戻ってズィーハ達に伝えてくれ。
俺は「デート」でしばらく戻れないってな。
Imutira : うふふ。悪いわね。
アジトに戻る?
・やだ
Qultada : いけ。船長命令だぞ。
・わかった
Imutira : お子様は、お家に帰って
モーグリとでも遊んでなさい、ってことよ。
Qultada : ……さあ、これで満足か?
おっと、お前らに言ってるんだぜ。
Qultada : さっきから、軍人と不滅隊の野郎の
獣くせぇ臭いがプンプンしてやがるんだ……。
アラパゴ暗礁域
Zweeha : ……なんだって!?
Zweeha : 測深儀は横取りされ、
クルタダは女の尻を追いかけてった?
Zweeha : …………。
Mutihb : どうしますか……?
副長……。
Zweeha : まったく……。
しょーもないね。
Mutihb : 指揮と操船は
一流なんですけどねぇ。
あっちの方は、うちの船長は……。
Zweeha : で、いったい
どこのどいつについてったんだい?
うちの三流船長さんは。
Mutihb : ……イムティラ?
Zweeha : イムティラだって?
Zweeha : 馬鹿な……。
あの女は、もう……でも……。
Aznahf : 大変っす! ズィーハさん!
Zweeha : 今度は何だい!?
Aznahf : 船長が……。
クルタダさんが……処刑されるって……
Aznahf : ……いま皇都は、
その噂でもちきりっす。
Zweeha : なんだって!?
Zweeha : ……イムティラの仕業、か……?
Zweeha : そうか、新入りのあんたは
知らないんだったね……。
Zweeha : イムティラとその兄の
ジャーキブ(Jahqib)……。
Zweeha : 2人の兄妹は
元海猫党のメンバーだったんだ。
Zweeha : 元、っていうのは、
海に落ちて、死んだはずだったのさ。
2人ともね……。
ワジャーム樹林
Qultada : さあ、そろそろ出てきたらどうだ。
それで上手く隠れたつもりか?
Yazquhl : ふん、下衆だけあって
鼻は効くようだな……。
Qultada : どっかで見た顔だな、おい。
Yazquhl : いつぞやは
ずいぶんと世話になったな。
Qultada : ……イムティラ。
こんな皇国の犬とつるんでるたぁ、
ずいぶん性根が腐ったものだな。
Imutira : どういたしまして。
昔より利巧になっただけよ。
Imutira : さて、本題に戻りましょう、クルタダ。
あんたたちが、咽喉から手が出るほど
欲しがってる、測深儀について……。
Imutira : あんたたちが、
再び大海原で活躍したいなら、
これは、必須の物よねえ?
Qultada : ごたくはいい。
さっさと要求を話せ。
Imutira : あら、つれないのね。
Imutira : ……まあいいわ。
よくお聞きなさいな、
測深儀の交換条件、それは……
Imutira : クルタダ、
お前の首だよっ!
アラパゴ暗礁域
Zweeha : そうだ……。
あんたにはまだブラック・クレイドル号が
大破した理由を話してなかったね。
Zweeha : 私ら海猫党は、
今じゃ、陸を活動の拠点にしてるけど、
昔は海の上で
皇国船籍の商船相手にドンパチやってたのさ。
Zweeha : ……かつての、
栄光の時代のコルセアみたいにね。
Zweeha : けれど、あるとき、
運悪く、皇国海軍の捜索網に
引っかかっちまってね。何隻もの戦艦に
追っかけられるはめになっちまった。
Zweeha : 夜になって、
何とか追跡を振り切ることはできたんだけど……
Zweeha : 気がつくと、
見張りをしていたはずのジャーキブ……、
イムティラの兄の姿が
帆柱の上から消えていてね……。
Zweeha : 気のいいやつで、
誰からも好かれていたから、
みんなで手分けして船内を探したんだけど、
どこにも姿は見あたらなかった……。
Zweeha : 酷だけど、海戦じゃ
船から落ちることは死ぬことと同じ。
どうすることもできないものなのさ。
Zweeha : まして、私らの船は大破。
暗礁域に逃げ込むのがやっと、
って有様だったからね。
戻って捜すことすら適わなかった……。
Zweeha : イムティラが海猫党に
加わりたいと言ってきたのは、
遺体のない柩で、彼女の兄の水葬をやった後……。
「兄の敵を討ちたい」ってね。
Zweeha : けれど、実はそのとき
彼女の敵意は皇国ではなく、
私たち海猫党に向けられていた……
Aznahf : ……自分らが助かりたくて、
兄貴が海に落ちたことを知ってたのに、
見殺しにした、って考えてたんすよ。
Zweeha : 誰も彼女に
詳しい事情を説明しなかったからね。
Zweeha : ……どんな理由があれ、
仲間を守れなかった、
私たちは、それをいちばん悔やんで……
Zweeha : とてもじゃないけど、イムティラに
言い訳をする気にはなれなかったんだ……。
Aznahf : それでも、
しばらくは奴も
おとなしく働いてたんすけど……。
Zweeha : 小船で皇都を
偵察しに行った帰りのことさ。
隙を見て、クルタダの命を狙ったんだ。
Zweeha : ……命を狙ったといっても、
クルタダに敵うわけがない。
あっけなく失敗。でもね……
Aznahf : 海猫党の掟。
Aznahf : 仲間の命を狙ったやつぁ、
生きて船に乗りつづけることはできねえっす。
Zweeha : けれど、彼女はまだ新入り。
しかも、信頼していた部下の妹……。
さすがに、クルタダも非情になれなくてね。
彼女に助け舟を出したのさ。
Zweeha : 「この場で頭を撃ち抜かれるか、
今すぐ船を下りるか、選べ」とね。
Zweeha : クルタダのことだ。
皇都にも近いし、
運がよければ泳ぎつけるかもしれない、
と、計算してのことさ……。
回想
Imutira : ハッ?!
私に恩情をかけたつもりかい?
海賊のくせに甘いんだよ。あんたらはさっ!
回想終了
Zweeha : 運命とは残酷さ。
結局イムティラも兄の眠る、海に消えた。
いや、消えたはずだったんだ……。
Zweeha : ……イムティラ。
まさかとは思ったけれど、
あのとき、本当に助かってたなんてね……。
Zweeha : コルセアの強運、てやつか……。
Zweeha : クルタダのやつは、
今でもジャーキブを救えなかったことを、
悔やみつづけてる。だから……
Zweeha : ほんとに馬鹿だよ。
何もかも背負えるわけないのに……
お陰でこのざまじゃないか。
ワジャーム樹林
Qultada : ……俺の首か。
そいつはいい。
Imutira : 海猫党はあんたを失うけれど、
再び、自由に大海原で戦える……。
Imutira : 長い目で見れば、
悪くない取り引きでしょう?
Qultada : それがお前の望みか。
Imutira : ええ、そう!
Imutira : 私は生きたの!
兄さんを奪った海でさえ、
私を殺すことはできなかった!!
Imutira : あなたのおかげかしら?
それとも、コルセアの強運ってやつ?
Imutira : 冗談じゃない!
私は、私自身の力で、
岸に辿り着いたのよ!
Imutira : ……クルタダ。
私はこれから表の世界で生きるのよ。
あんたの首を皇国に届けてね!
Qultada : …………。
Yazquhl : どうした?
怖気づいたのか?
Imutira : さあ、さっさと
その首を差し出すのね!
Qultada : ……断る。
Yazquhl : なんだと!?
Qultada : なーんてな。
Qultada : 別に構わないぜ。
欲しけりゃ、首でも心臓でも
くれてやる。
Qultada : イムティラ、昔のよしみだ。
お手並み拝見といこうじゃねえか。
Qultada : とっとと拾え。
Yazquhl : ご苦労だった、イムティラ。
まさか、これほど首尾よくいくとはな。
ここまで出向いた甲斐があった。
Imutira : お褒めに預かり光栄です。
ヤズクール様。
Imutira : これで海猫のアタマを押さえました。
つられてすぐに、翼と尾も姿を現しましょう。
後は、それらを一網打尽にすれば……
Imutira : 皇国の海の憂いは
一掃されることでしょう。
Yazquhl : そうだな。
聖皇様もお喜びになろう。
Yazquhl : ふん。貴様は
皇都に護送後、処刑だ。
Yazquhl : もう二度とと我が国に
刃向かう愚か者が現れぬよう、大々的にな!
アラパゴ暗礁域
Aznahf : どうするんすか……。
ズィーハさん……。
Zweeha : まったく……。
向こう見ずな船長を持つと苦労するな。
Mutihb : 不滅隊に掛け合いますか?
Zweeha : 無駄だろうね。それに、
そんなことはクルタダの望むところじゃないはず。
Zweeha : ここで引いたら
コルセアの先達に顔向けできない、ってね。
Aznahf : では、どうすりゃ……。
Zweeha : 安心しな。
私に考えがある。
Zweeha : ここはひとつ、
怨み骨髄に徹してる
あの跳ねッ返りと遊んでやろうじゃないか。
Zweeha : さぁ、Lir。
あんたにも、
もうひと働きしてもらうよ。
Zweeha : けれど、
そのナリじゃあ、心もとないね……。
Zweeha : そうだ、こいつを着るといい。
Zweeha : レプリカだけど
あんたの先輩だって持ってるやつは少ない。
どういう意味か、わかるね?
Zweeha : いいかい、お前たち!
これから私は救出作戦のプランを練る。
総員、出撃の準備にとりかかんな!!
Zweeha : 待ちな、Lir。
あんたは、別行動だ。
先行して皇都に潜伏、
情報を収集しておいてちょうだい。
Zweeha : 時期がきたら、
シャララトで落ち合うよ!
コルセアトルーズを手にいれた!
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